20年前に「すべてがFになる」を読了した時の偽らざる気持ち

「全てがFになる……(ドヤ」と言われてもちょっと困るんだよなあ。

まず、1バイト8ビットを前提としてる時点でこの博士はゆとりでしょう。PDP-10など1バイトが9bitの環境だってある。2進数で見た時の値が1になったということを示すためにFになるという表現を使ってほしくない。 『時間が来た』『(2進数前提で)全てが1になる』で良くないか?これなら移植性がある。

次に、作中で博士は「すべてが 0xffff になった」ことをチェックするコードを書いていた。

多分こんなコードを書いたのだろう。

for (i=0;i!=0xffff;i++) 〜;

彼女は 0xffff と比較する事に対して美しさを感じていたようだが、実際には 0xffff と比較するコードを書く必要はない。 移植性の高い書き方を示す。

まず、オーバーフローを利用するコードが思いつく。

for (i=1;i!=0;i++) 〜;

次に、定数を利用するコードが思いつく。

for (i=0;i!=UINT_MAX;i++) 〜;

これらはK&Rを読んでれば幼稚園児でも思いつくのではというコードだ。彼女のプログラミング能力には疑問符が付く。

「すべてがFになる」というのはそれくらい頭が悪そうな概念なのだ。

そういう頭の悪そうな概念をタイトルにするのも正直どうかと思う

「天才」真賀田四季、彼女の専門はメディアアートではないだろうか。

「あら、LEDが光っていれば人を殺すのもメディアアートですよ」


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事実誤認が含まれてるかもしれません。20年前の記憶を元に書いています。アニメは見ていません。